キミの心Ⅱ-いつまでもキミと一緒に-

裕里ん家についた。


裕里がもう親に話していたみたいでおばさんはすんなり通してくれた。



―ガチャ―


「で、どうしたんだ?」


裕里の部屋に入った途端、裕里がそう言った。


「……話すから待て」


「おっけ」


俺は床に座った。


「昨日から歌音がいねぇんだ」


「どうしてだ?」


「親の家に行くんだってよ」