ガラガラ


『失礼しまーす』



『あっ///すいません古谷先生』






『いえ......。』


私が見たのは
けして気分がいいものではなかった



『では....////』



ガラガラ


私の隣を走り去ったのは
保健室の先生
まだ28歳で綺麗な人





『先生.....何してたの?』




『相談したい事が有るって言われて....』



『相談されたからって抱きしめるの?』


『誤解しないで..。俺はお前だけだよ...さっきのは遠藤先生がふらついて倒れてきただけなんだ』


『もぉ分かんないょぉ』




涙が溢れた


先生は私を本当に
好きでいてくれてるの?


やっぱり


大人な人が好きなの?



『先生にとって...私って....何』



優しく抱き寄せてくれた先生


でもね



不安はいくら胸の中に閉じ込めても



溢れ返ってくるの