先生はこっちを見ない


『空気分悪いの?』

私の事を気にしている松村君の心づかいが今は痛い


『どうした植木?顔色悪いぞ』


先生が慌てて私に声をかけてくれた




『ちょっと.....寒い』


『大丈夫か?保健の先生とこいくか?』



まさかの展開に私は頷いた