吸血鬼と囚われ姫君


レオの一歩は私にとって
駆け足になるぐらい
早く歩く。

そんなこと知ってるくせに
気にせずに手を引っ張って
私を連れて行く。

「レオっ。なに?

 引っ張んないで。

 痛い・・。」

そういうと、
気が付いたのか
ゆっくりになった。

それでも・・
まだ無口だった。

何も言えなくなって
ただついていった。

しばらくすると
誰も(ほんと絶対)きそうもない
所についた。