煙草のにおいで満たされた部屋で

新しい世界を見つけたかった

むせ返るような甘い暗闇も

ずっと欲しかったもの


歩みを止めて語り合った
幸福はそこにと手をとりあった
私たちはいつも同じ距離
一番近いところ



楽しそうに手をたたき合う

持て余した感情は嘘じゃない

差し出すたった一本のジュースで

すべて解決はしないけれど


私は手にするのを怖がった
あなたは手放すのが上手かった
運命にするかしないかは
私たち次第だった




覚えていてほしい
少しでも
私が今日ここにいた
という事実