「なんで・・・“アイドル”がそこにいるんですか・・・っ！」

「ちょっと、近くまで来たからさ～」彼は、ヘラヘラと笑う。
「近くまで、来たからって、ちょ此処に来ないでください！」

あたしは、彼に近寄ってボンッと押し、
教室から追い出した。

勢いよく扉を閉めたら、
案外大きな音が出た。



扉に寄りかかって、「はあ」と溜息をつく。