机が、ほどいいほどに
冷たかった。


ガンッ

扉が開く音が、した。

後ろの扉だ。

「誰っですか?!」
後ろを見ずに、あたしは聞いた。



「俺だよ、俺俺。」
・・・俺俺サギ?

「俺って・・・誰ですか?」
「だからっ、俺だってば。」

正直、むかついてきた。