「なっ!!!!」

取り巻きがキレた。

「はやと様に何てこと言ってのよ!!!!」

すごい剣幕であたしのところに向かってくる取り巻き。

『芸能人だかなんだか知らないけどね!!人としてのマナーってもんがあるでしょ!!!!』


「体育科の癖に!!」


タイイクカノクセニ?

あたしのイカリは頂点に達した。
なぜか、陸上や他のスポーツまで否定された気がしたから。

「あたしなんてね、中学いや小学校からここに入る事だけ考えて来たのよ!!」

なーんて自慢気に話している。

『ぁっ…(キーンコーン)
声と同時にチャイムが鳴った。

「おほほ…ではまた」

取り巻きはそう言って消えていった。