『ただならぬ？』
あたしと直哉が？

｢でも直哉ならお似合いだよ！｣

綾那はニンマリしながらあたしの肩を組んだ。
『なっ!!!!!何でそうなるのよ！』

あたしは必死に抵抗する。
｢直哉女形も出来るのに、男前じゃなあーい？｣
わざとらしく語尾を伸ばす綾那。

『だからって！』

｢陸上カップルか！｣

『だから！なんでそうなるのよ！』

しかし、綾那は直哉とあたしがお似合いカップルになっているみたい。