やけに速人の背中が寂しく見えた。

あたしも、速人に背を向けた。

『ん?』

ふと枕元に違和感を感じた。

見てみるとそれは、2つ折りされた写真…

『写真?』

あたしは、なんの躊躇いもなくその写真を見た。