あたしは、フワフワした、心地よい感じだ。


────……

「ぉーい?秋穂?」

誰…

「起きろよ。」

でもここ気持ちいいんだもん!!!

退きたくなーい…

「………たく」

するとあたしの体が浮いた感じがした。

『んっ!?あひゃ!!!!』

なんと、あたしは速人にお姫様だっこされている。

「てめっ…早く寝ろや!」

ぅっ………

『てか!!下ろしてくれない?』

絶対あたし重たいし……

「ぁ?もう部屋まで来たわ。」

ぁら…………

『ホントに!?ありがとう~てか…よくあたしの部屋知ってたね♪』


「バカか?お前。」

は………い?

「ここは、オレの部屋」


なーにー!!!!!!!!!!!!!!


『はっ!!なっななな?』

「史華も綾那もあいつらの部屋いるから」

『って!!ダメダメ!!連れて帰っ…………』

やばっ!!

立ちくらみ…

倒れる寸前。速人があたしを持ち上げた。

「お前!!バカか!!危ないだろが!」

速人がまたあたしをお姫様だっこして部屋に連れていった。