「史華ちゃん?よかったね」
何か聞いたことある声なんですけど…………
まさか…………

「吉哉はイイヤツだよ!俺が保証する」

はっはっ速人だーッッ!!!!!!!!!

「ありがと!」

'''でも…なんかあたしとの態度違くない??!!!優しくないですか?

「速人お前撮影だろ?」

「ぅわっいけね!」
速人はそう言って走って食堂を出ていった。

「今日は朝からテレビ番組の撮影があるんだよ」

「へーえ」
「7時からだからもうすぐだね」
『てゆうか、スタジオ間に合うの?』
「学校の真隣だよ?」

…………え?

『ぅっそ!!!!』

「秋穂知らないこと多すぎ。」
史華は溜め息をついた。

「見たいなら見てきていいよ?」

『……………』

きっ気になる…
でっ!でも…
速人がテレビでどんな感じなのかあたしは、知らないから…

確かにかっこいいけど………

『みっ……見たいような見たくないような…………』
「見たいんだ。」

史華のすっぱりした言葉に落胆するあたし。

「速人、かっこいいぞ?」
吉哉はにやつきながら腕を組んだ。

『じゅっ……10分だけ!!!見てあげる!』

あたしは強がった。