「へーえ…」

うなだれるあたしの頭上から声が降ってきた。

『………へっ!?』

あたしが顔をあげると、いかにも芸能人と言うような男が立っている。


───……もしかしてこの人がはやとって言う人?

ヤバい…この人カッコいい…
でっ………でも!!!

「大丈夫なのか?」

『大丈夫です!!』

もとはと言えば、コイツがあたしの教室の前にいるからでしょ!!!!


「ぁーん!!待ってよ秋穂~」
あたしは、はやととか言うヤツを追い越し、部屋に入った。


「………秋穂…か」

そんな声が聞こえたけどあたしはお構い無しに机に座る。


『ぁの取り巻きムカつく!!』

「思った。体育科の癖にてあたしらの生き甲斐全否定された感じだよね。」

『ほんとそれ!!!!』

~♪キーンコーン

(体育科一年代表、相原史華さん。麻生秋穂さん。至急体育館まで。)

「行こっか。呼ばれたし。」
『そーだねぇ』