アタシの痛みを、 そっくりそのまま 返してあげる。 いやだなんて言わせない。 それを正義と呼んだのだから。 『05.反撃の序章』 次の日 アタシはいつも通り学校へ向かう。 ガラガラ 教室の中がしんとなった。 ゆっくり辺りを見回す。 夏と目が合った。 キッと睨む夏の隣にいる笹川麻菜がにやりと笑ったのが見えた。