★ それは突然に訪れた。 まるで、冷たい風が全てを奪い去ってっいたかのように。 さっきまで泣いていた綺羅の涙を指で拭い、ゆっくり立ち上がる。 ──誰も守ってくれないなら、自分で自分を守ればいい 「もう大丈夫。 あたしはアタシが守るから。 ねぇ?綺羅?」 アタシはアタシの中の綺羅に、そっと呟いた── ★