ぶす恋


「けんとくんおはよう!」

普通に挨拶できたかな?
やっぱ、顔見るとだめだな…
好きじゃない好きじゃない!

「か…れんだよな…?」

けんとくんが震えた声で私に聞いてきた。

「うん!そうだよ?なんか…変?汗」

「いや…。変っていうかすげぇ変わって驚いた。」

「そっか!今の私どうかな?」

勇気をだして聞いてみる。
でも、期待はしない。
いくら変わってもやっぱ、すごい可愛くなんてなれないのを、知っているから。




「えっと…その…。」

「やっぱいいよ!ごめんね、困らせちゃって。じゃあね!」

逃げてきちゃった。


やっぱり…ほらね。
でも、今のは痛かったな~。
そんな困るほど、きもいってことか…。
私、ちょっと自惚れてた。

でも、ひきずらない。
だって、もうけんとくんの事好きじゃないから。

「好きじゃないよ…。」

声にだすと、安心する。
そうなんだって、納得できるから。