愛莉奈☆.com

「あ～、三崎じゃんっ♪やっほー!!」

そう、ミチカちゃんはよりによって同じクラスのマユの彼氏の三崎クンに話しかけ始めた。

クラスの全員が凍りついた。そして、ミチカちゃん以外のクラス内にいる全員の視線がマユに集まった。
マユは可愛いことでも有名だけど、三崎クンのことでは鬼にはることでも有名だった。

「うわ、サラサラだね♪ねー、シンって呼んでいい??」

そんなことは知らないミチカちゃんは、三崎クンの髪をいじりながら笑顔で聞いた。

いやいやダメでしょ、そんなこと彼女持ちの男子に聞くことじゃないでしょ。
と思いながら、あたしはマユの方と三崎クンの方をちらちらと見ていた。