愛莉奈☆.com

「愛莉奈ちゃーん、マユっ♪おはよッ♪」
そう言ってミチカちゃんが入ってきた。
その途端、クラスの雰囲気が変わった。

『うわぁ・・・あの子、来たよ』
『よく莉奈とマユに話しかけれるよね、どんな神経してんのかな』
『マユと莉奈のほうが可愛いよね』
『まじジャマだよね』

そんな陰口がこそこそと聞こえた。

でも、ミチカちゃんには聞こえないみたいで、
「ねー、さっき夏井がねー・・・・」
なーんて寛人のことを話してる。

彼女の前で・・・ありえない。
さも自分のほうが寛人のこと知ってます、みたいな態度で!!!

マユは顔は笑ってるけど、指で机をトントンと静かに叩いている。
これは、イライラするときにマユがする癖だ。

そんなとき、ミチカちゃんはある男子に目をやった。