冬の華

如何わしいバイトも辞めさせ、

この間から、
大人しく家で待ってる彼女と、

キスする為にアレコレ考え込む、

俺の眉間に…
人指し指が突き刺さる。

「先生さ…すっげぇ皺寄ってる」

カテキョ先の生徒に
顔を覗き込まれた。

「嗚呼…悪い。出来たのか?」

先に作っておいた問題の
答えを見直す。

「先生ってさ…やっぱモテる?」

「さあな…?」

顔も上げず適当に流すが、

「モテるよな…女に不自由してなさそうじゃん?」

シャーペンを回す指を見る。

「俺さ…好きな子居んだよね」