「勘違いって?どんな風に?」

真剣に聞いた。

「ワン君から聞いて知ってるの。本当は寂しがりの愛情深い人で、博愛主義で恋愛感情を知らない。可哀想な人なんだって…。
だから怖かった一緒に居ることが自然になればなる程私を見ることないんだなって…」

恋愛感情を知らないだって?
確に今まではまともな恋ってのを為たことはないが…。

「多分…君に感じてる思いが、
それなんだと思うんだが…」

眉を寄せた。

「今のは本当に告白してくれてたってことなの?」

そう聞かれれば、
首を横に振ることになる。

「あれは友達ってのになりたいと思う人には誰にでも言うよ…。
何年も言ってなかったけどさ…」

小学生の頃から成長してないって証明と共に…。

マセた子供だったことの証しだ。

「女に言うのは君が初めてだ…」