冬の華

大和に向き直る。

「そうだ俺最初は大和を君付けで呼んでたよな!」

大きく溜め息を漏らす大和は、

「そこじゃねぇだろ…」

明らかに落胆する。

「お前が人との距離感を掴めないヤツだって事を俺は解ってるから良いけどな、いい加減気付けよ。んな台詞惚れた女にしか使えないんだぜ?」

俺は大きく頷く。

「それだよ!それってどんな意味があるんだよ?」

目を見開く大和を直視する。

「離れたくない離れて欲しくないいつもいつまでも零稀の傍に居て同じ様に思って欲しいって…。
そういう意味なんじゃねぇの?」

呆れながらも真剣に話す大和に

「人の口から聞くと、
意外に恥ずかしいもんだな…。
でも…、嬉しく思う俺はやっぱり変わってるのか?」

俺は尚も首を捻る。