冬の華

天を仰ぎ見ている様で
実はその上階上を見る
俺の目には、

「随分な自信だな?
何か秘策でもあんのかよ?」

ソファーを背に膝を抱える真愛が

「自信じゃない…事実だよ」

階下へ繋がる階段を気にして

「強いて言うなら…希望かもな」

「希望って零稀…どこの事業主が希望だけで見切り発進すんだよ」

待ちわびる姿が

「俺の希望じゃないさ。
地上に住む全ての人間の希望」

胸の奥が擽ったくて温かくて…

「何だそれ?お前は神様かよ!
仮にも俺って従業員まで居るってのに暢気過ぎて呆れちまうな…」

愛しかった。