冬の華

意味が全く理解出来ず
頭痛がしてきた。

頭を押さえ押し黙る俺に

「解って欲しいなんて思ってませんからこれ以上私に関わらないでください」

彼女が口調を強める。

それでも俺は彼女を
放っておけるはずもなく。

「あんたがヤツをどんだけ想ったところでその想いが報われる日はもう二度と来たりしないんだ」

彼女の瞳から
一筋の粒が流れ落ちる。

「その涙を拭う手も…
今はもうないんだぜ?
忘れろなんて言うつもりはねぇよ寧ろ俺はヤツの事を覚えてやってて欲しいと思ってる。
ヤツがあんたを大事にしてた事を覚えてさえいればあんたも無茶は出来ない筈だからな」