冬の華

その場に崩れ落ち。

「ハデスも人も関係無い…
この子にはナルの罪も私の罪も…無関係にしてあげたかったのよ。親の罪を子が被るなんてあってはいけないの…。
例え何もしてあげられなくても、幸せになって欲しかった」

咽び泣く母の背を継父が支える。

「お前の母は紛れもなく深い愛情を注いでいた筈だぞ。
お前が何不自由無くこの世界に、生きていられたのはハデスの血の強い守護力の為では無い。
一人で生きてきた等とお前の思い上がりに過ぎん」

ヌルの言ってることは解ってる。

それを素直に受け入れるには…

俺は小さい人間なんだろう。