冬の華

ヌルの血に目醒めるだって?

「残念だったな早苗。
コイツはしっかり覚醒している」

ヌルの発言に

「ふざけないで!
この子は普通の子なのよ!
特別な力なんて持ってないわ!」

母が反論した。

まさか…。
人を思う様に動かし
記憶さえ操る事が出来る

ヌルならば…

俺を自在に操り
あの日のあの時間にあの場へ
仕向ける事も。

否、
ワンダさえも操り
俺と合わせる事さえも。

全てが仕組まれていたとすれば。

「お前を動かさずとも…
いずれお前が目醒めることなど、決まっていた事だ。
現にワンダの結界をすり抜けた」