《止めろ!ヌル様に謝罪を…》

ワンダの言葉を遮り、

「黙ってろ!
同じことを二度も言わせるな!
次は無いと思え!」

ヌルが吹き飛ばされそうに強大な気を放った。

「ふん!
やはりな…。
俺の目を直視出来るだけの容量を持ったか」

マジマジと俺を見る目は、
とてもあの気を放った人物とは
思わせない程に穏やかだった。

「ん?そうだったかハデス?
俺の記憶にある者と言えば冥界の王の名ではなかったか?」


顎に手を当て
考えるポーズを取る。

やはりワンダと同じ答えだ。

これ以上の進展は
見られないのか…。