こんな感じなのかもな…。
ワンダが勝手に俺の頭ん中覗く、感覚が分かった気がする。

「あのさ…あの子なんだよね。
アイツの好きな子って…。
そんでどうやって確認しよっか
って悩んでただけだから」

納得したのか…、
キャラメルラテとかいう
甘そうなドリンクを口に運ぶ。

「…一目惚れしたんじゃない?」

未だ疑いを含む目は残してる。

「俺は一目惚れってしたことないってか…信じてないし未だに好きって感情は理解出来てない」

言った後で後悔した。
案の定…
瞳に涙を浮かべる
彼女が目に映る。

「否…じゃなくて。
君は、俺にとっては本当に特別な存在だから」

何と無く言い訳がましい…のか?

もうこれ以上何か言ったところで焼け石に水だろうな。