「シーッ!!

…桃ちゃん―…パパに聞いてママにコッソリ言う約束でしょ?」



「あ…そうだったぁ」









そんな娘を愛しそうに、でも苦笑いを浮かべながら俺達に近づいてくるのは




俺の好きな女の子で


桃菓のママで




最愛の妻…









「真菜…何でコッソリ?」





「…だって今日は蒼斗くんの誕生日でしょ?」



あ―…
忘れてた…