僕の殺人日記《記録》

ある日、おばあちゃんは縁側を踏み外して怪我をした。

それから床に伏せる事が多くなっていったんだ。
僕は淋しくて寝ているおばあちゃんの横で遊んでいた。

いつものように眠っているおばあちゃんの部屋で絵本を見ていた。
すると一匹の蝿が迷い込んで来た。

何度も捕まえる努力をしたが、六才の僕にはとても追いつけるスピードじゃない。
(おばあちゃんが起きちゃうよ。あ、そうだ!)

僕はひらめいた。