コネコのオウチ【短編】



あれから5ヵ月


ママの手の平サイズだったポクは


すっかり大きくなった。


あーちゃんがボクの事、両手じゃないと抱っこ出来ない位。


首にはお気に入りの鈴付の赤い首輪。




あれから3日間、雨が酷くて雷もなってて


ボクはあの公園に戻しに行かれなかった。



『里親さんが見つかるまでだよ。』



ママがあーちゃんにそう言って、それまでボクを家族にしてくれた。

パパが時々ママに言う。


『このまま見つかんなかったらどうするの?』


『う~ん~。』


言葉を濁すママ。