暫くして、雨が窓を打ち始めた。 意を決した様に、あーちゃんはボクをそっと抱きかかえ、部屋を移動する。 「ママー。」 「んー何?」 あーちゃんのママがこっちを向く。 ボクをみて動きを止めたママ。 凄くびっくりした顔してる。 はぁーーーー…。 でも、直ぐに深いため息をついた。 ママは、ボクからあーちゃんに視線を移した。 「その子はどうゆう事?」 あーちゃんに聞く。