斎宮物語


翌日の総触れには、お須免の方様の姿はなかった。

上様は、

「皆もお須免のこと、気掛かりであろう。
お須免のほうは、大事ないそうじゃ。
安じるな。」

上様は、悲しい、切ない表情で、ゆっくりとおっしった。

上様、御台様、浄光院様が退出される。