お風呂にしっかり入って、寝巻に着替える。
髪を濡らした櫛で丁寧に梳き、汚れを落とす。
「いつき様…、お痩せになりましたね…。」
「そう?」
「はい。」
「じゃあ、今日はたくさん食べて少しでも上様にご心配を掛けないようにしなくちゃ…。」
すると、中藤はふふっと笑って、
「いつき様は本当に上様一筋ですね。」
その言葉で、顔が赤くなるのがわかる。
「まぁ。
上様がいつき様を溺愛しているわけです。」
「え?」
「いつき様は、他の側室方にはない、可愛らしさがありますもの。」
「お世話でもうれしいわ。」
「本当ですよ!」
「ありがとう。」


