斎宮物語


疲れて上様の隣でぐったりしていると、上様が腕枕をしてきてくれた。

がっちりと心地好い腕。

『いつき…。』

何度も何度も私の名を呼んで愛してくださった。

髪を撫でられ、だんだんと眠気が襲い、私は眠りについた。

「愛しておるぞ…。
誠に…。
心より…。」

そう聞こえた気がした。