斎宮物語


私達は、人気のないところに行った。

「悠吾朗様…。
私、御殿に上がらねばならぬかもしれませぬ。
上様に、見初められたらしいのです。
私は…、上様の御側室とならねばならぬやもしれぬのです。」

私は正直に話した。

悠吾朗様は、なんと思うのかしら。

「……。
それは…
誠にございますか?」

「このような嘘、ついたら罰が当たりますわ。」

「…そうですね。」