斎宮物語


御台様のお部屋、新御殿に向かう。

足は、かなり重い。

段々と御台様のお部屋が近くなる。

それに伴い、廊下や部屋の装飾は綺麗に、襖絵も豪華で趣向を凝らしたものになる。

「斎宮でございます。
御台様に、お目通り願います。」

一人の女中に言う。

「はい。」

その人は、一旦、奥の部屋に行った。

「どうぞ、お入りください。」

そう言われ、

「失礼致します。」

御台様のお部屋へ―…。