斎宮物語


着替えをし、髪をよく梳いてもらって御小座敷へと向かう。

今日は長局からは離れた御小座敷が、なんだかとても近く感じた。

御小座敷の少し前の廊下に差し掛かったとき、「あぁ…。いっそこのまま着かないで…。」と、思うほどに。

仕方なく、畳の上、それも、かなり隅っこで小さくなって座っていた。