斎宮物語


「どういうことにございますか?」

「私の仕える家は…、不義を働いたとして…。
これまでの禄高の半分にも満たぬ地へ国替えさせられたのです。」

「不義?」

「左様。
されど、そのような事実はないのです。
けれど、上様には逆らえない。
国替えに応じ、家臣の半分に、暇が出されました。」