斎宮物語


「…宮?」

上様は、不思議そうに私を見つめた。

「もっ、申し訳ございませぬ!
どうか、この無礼をお許しくださいませ。」

私は、上様から離れて言った。

しかし、私は再び上様に抱きしめられた。

「許すもなにも、そなたは何一つ悪いことはしておらぬ。」

「しかし…!」

「良いと申しておる。
わしは、むしろ嬉しかったのじゃ。」