葵さんの後に、宏さんは続けた。 「葵がお前が、自棄になっていなくなっちまったって騒ぐからびびったぜ。それで今日此処で誕生日パーティー開こうって話になったんだよ」 「なるほど…予想外でした」 うんうん、と納得していたら葵さんは不思議そうに私を見た。 「何で返事しなかったかって聞かないの?」 「返事来たら、途中で帰って来そうだったんである意味良かったかなあーなんて。それに…私、返事の手紙欲しかった訳じゃないですから」 その手紙の内容が何だったかと言えば…