以上、言い訳終了。 しばしの沈黙、それから大爆笑…此処に居る全員が転げ回ってお腹痛い、なんて言いながら笑ってんの。 いや、みんなして酷くない? 「昔から智沙は抜けてるとこがあったから、なあ、真理?」 「うんうん、パン屋の仕事してたらすらすら話せるのに、人見知りとかさ」 目元にうっすら涙を浮かべ、真里は楽しそうに話す。 「確かに、あの手紙に気付いた時には智沙ちゃんがもう日本には居なかったよ。でも、すぐに気付いて慌てて宏に連絡したんだよ」