「私も…だよ」



「ん?私も何?」

葵は嬉しそうに、そして意地の悪そうな顔をして聞いてきた。
やっぱり、言えって?
でもさ、愛してるって好きとは違って重みがあるよね。
結婚ってすごく、素敵だね。
私は、愛してる人と一生を過ごせるんだから、これくらいは言ってあげなきゃね。















葵の耳元で小さく呟いた。
嬉しくて、2人でニヤニヤして…それから?
聞かないでよ!
私達のプライベートな部分なんだからね!
べ、別に変なことしたわけじゃないんだから。
愛し合ってる将来の夫婦なんだから、いいのよ。











え?なんて言ったかって?
それはね…普通なことだよ。
言いたいから言ったの。












『愛してる』