「私は1人でも大丈夫だもん」 「俺は、無理だね。智沙が居ないと死んじゃうよ」 寂しそうな声が上から聞こえて、見上げた。 いつもと違う…寂しそうな表情。 「嘘だよ、私も葵なしじゃ生きていけない」 素直に言葉を出せば、上からキスが降ってきた。 相変わらず唇は、冷たくて。 「唇冷たいね」 「ん、智沙が温かいからいいの」 口付けは星の数ほど、多分その通りだと思う。 もう何回って数え切れない程、キスしてるような気がする。