それから間もなくして、パーティーは始まった。 ガヤガヤと聞こえる声にやけにドキドキした。 頃合いを見て、会場へと向かう。 「大丈夫ですよ!不味いなんて言ったら、社長令嬢だろうとぶん殴っちゃえばいいんですから」 「ありがとう、でもきっと平気」 料理の評価よりも、この場違いな雰囲気に飲まれないか心配だった。 「失礼します」 心臓がバクバクしてる。 あー死にそう… 視線は私に一気に集中した。 たとえ、パンが不味いと言われても落ち着いて笑顔を忘れないようにしよう、と強く気持ちを固めて。