「専門が違うのよ」 「ありがとう!」 絵美とも、仲良くなれそうで、良かった。 コンコン 小さなノック音が聞こえた。 「何かしら?」 「あ!はい」 「フランスからのお届けですけど…?」 「それです、すいません」 宅急便の配達員は、珍しそうにしてるのでそれを軽く無視して、サインをする。 思わず、英語で書きそうになるのを抑え、受け取った。 箱が5個、クール便で届いた。 これなら大丈夫だな、なんて安心してたらみんなが興味津々な様子。 少し急ぎながら、でも丁寧に机の上に、1個目の箱を開けた。