窓がはずされてる。ここから侵入したんだな。冷静に状況を判断する。
さて、俺は戦うか逃げるか。
俺1人で無理っていう人数じゃないけど、きついだろう。
ばからしいけど…一応確認してみる。
「お前ら…盗賊?」
すると、一番デカいのが突然剣を振りかざして突進してきた。
咄嗟に剣を抜き、衝撃を軽く流す。
…やっぱり盗賊か。
斬ろうかどうしようか悩んでいると、脇にいたボサボサヘッドが剣を突きだしてきた。
「甘すぎるぜ?」
俺は余裕綽々の微笑みで身体を反らし、踏み込んでボサボサヘッドに一撃…したいところだったが、寸止めして一発思いっきり殴ってやった。
「いてぇ…!」
「お前らさっさと消えろよ。面倒いし…。
七つの秘宝なんて、どうでもいいじゃん。」
「なぜそれを…!!」
おっと。
どうやら、知ってちゃだめだったらしい。
先輩たちは知ってたけどな…。
俺が思い悩んでいると、盗賊たちが一斉に襲いかかってきた。
…何か裏ありそー。
ひとまず俺は逃げることにした。

