さて、トラックぶっ飛ばすのも良いがそろそろ昼か。


どうりで腹が減ったと思ったぜ。


トラックの燃料は満タンでも、俺の腹はもうすっからかんだ。


ここはちぃと腹にカツ入れてやんねーと目的地までもたねーぜ。


ってぇ訳で俺は目に付いたサービスエリアにトラックを止めてそこから降りると、うんと体を伸ばして凝りを解した。


そして飯が食えそうな店を探して見て驚いた。


なんと、サービスエリアの隅っこに洒落た回転寿司屋が有るじゃねーか。


驚いたねこんな処にまで寿司屋が進出してやがるなんて。


はっきり言って俺は寿司には目がねぇエ・ドっ子だ。


躊躇う事なんて一つもねえ。


真っ直ぐにその店に入ったぜ。


回転寿司ってのは、待たされる時間がまるっきりなくて俺みてーに時間に追い立てられる仕事をしてる者にとっちゃあ有難てぇ店だぜ。なにしろ注文しなくても座れば直ぐに食えるからな。