天然悪魔




俺は死にそうなくらい頑張って走ってきたというのに、ササは教室で寝ていた。







「起きろゴルァ!!てめっ、誰のせいで俺がこんな目にあってんのかわかってんのか!!」

「自分のせいだろヘタレ」





ガッ



「ぁがっ!!」


ササは突然俺の顔をわしづかみ。
少しずつギリギリと力を込められている。
そして続けた。



「誰のせいかって?お前のせいだろボケカス。お前がアホ面して弱そうに歩いてっから捕まんだよ」

「いだだだ!!アレ?てかなんで捕まったの知ってんだよ?!」

「みんなが『アッキーが先輩達に連れていかれた』って言ってたから」

「知ってたのに何で来ないわけ?!自分が原因ってわかってるだろ?!」

「捕まるのが悪い。戦いは逃げるが勝ちなんだよ」

「いつからそんなずる賢いヤンキーになったんだよ!!」

「昔からだアホ!!」










ダメだ。
ササと言い合ってたら永遠に終わりなど来ない…。