天然悪魔




まるで王様だ。
人のことをなんだと思ってるんだろう。
告白を断るのは勝手だが、俺を巻き込まないでほしい。



「アレ?ちょっ、ササ、女の子の名前なんだっけ?」

「物忘れ激しいな、3分経つと忘れんのか?ニワトリかお前は」

「ニワトリは3歩だ!!3秒で忘れるササには言われたくないね!!」

「うっせー。口答えしないでさっさと行ってこいよ。ちょん切るぞ」

「ちょん切るって…え?!
それは一番ダメ!!オカマになる!!」

「アッキー」

「…すいません。じゃあ今度こそ行ってきます」








黙ってればイケメンなのにな。



「なんだよ、早く行け早く行けってお前がいちいち喋って引き止めてるんだって…」


ブツブツとササに対する不満を言いながらもしっかりと用事を済ませようと歩く俺は完全にササの奴隷だ。



早く行って早く済まそう。














「あ、女の子の名前聞くの忘れた」