「アッキー!!早く!!」




デカい声でえらそうに俺を呼んだのは、大きなつり目が特徴の佐々岡晴也(ササオカハルヤ)。
泣く子も黙る史上最強のヤンキーだ。(と俺は勝手に思っている)


彼は俺、秋本真次(アキモトシンジ)の隣の家に住んでいる幼なじみ。
事あるごとに俺の家に乗り込んできては俺を困らせるようなことをして帰っていく。





それだけじゃない。





学校でも同じクラスの上に俺の後ろの席。
毎日が地獄だ。